日向宗介の住みやすさ調べ

一人暮らしで後悔しない部屋の広さの選び方

ぼくは6回引越しをしていて、ワンルームから2LDKまで経験してきました。今の部屋は1LDK(ベッドルームとリビングダイニングキッチン)でリビングは12畳くらいあります。その結果わかったことは、

ちなみに部屋の掃除はサイクロン式の掃除機を買ってからものすごくはかどるようになりました。吸い取ったゴミが目視できるのが楽しいですし、ゴミ捨てもラクラクなのでめんどくさがりの僕でも週に4回は掃除をしています。

話がちょっと逸れましたが、今回は一人暮らしに最適な部屋の広さの選び方、ついでにおしゃれなインテリアの決め方などを書いていきます。ぜひ参考にしてみてください。

一人暮らしで後悔しない部屋の広さの選び方

まず最初に、ワンルームで23区内で一番高いエリアと安いエリアの差を見ていきましょう。一番高いエリアは、タワーマンションがばんばん立ちまくってる港区!ワンルームの家賃相場は、なんと12.9万円でした。

日向宗介
ワンルームなのに…10万円超えてる…

逆に一番安いのは、練馬区の5.4万円!その差は倍以上という結果に。物件自体のグレードの差もありますが、東京という狭いエリアの中なのにこれだけの差がでてきています。

日向宗介
差があるのは知ってたけど、こんなにあるのは結構、意外…(セレブとの差を感じてビールをとりあえず飲む)

東京都内、エリアによって価格差はなんと7万円以上!

23区のワンルーム家賃相場の平均を全部書いてみました。こんな感じになっています。

地域名 ワンルーム家賃相場
港区 12.9万円
中央区 11.5万円
千代田区 10.6万円
墨田区 9.7万円
渋谷区 9.25万円
台東区 8.7万円
江東区 8.7万円
品川区 8.6万円
文京区 8.1万円
目黒区 8万円
新宿区 7.8万円
荒川区 7万円
世田谷区 7万円
大田区 6.9万円
豊島区 6.8万円
板橋区 6.7万円
杉並区 6.5万円
北区 6.4万円
中野区 6.1万円
足立区 6万円
葛飾区 5.9万円
江戸川区 5.9万円
練馬区 5.4万円

さらにこの中でも、駅チカ物件と駅徒歩20分の物件でも大きく変わってくるので、あくまでも目安として見てください。

【具体例】エリアによって選べる部屋はこんなに違う

具体的にエリアによって賃貸物件がどれくらい違うのか、例を出してみます。まずは港区六本木駅の徒歩4分という好立地な物件から。

ワンルームで、間取りの面積は20㎡(6.5帖)となっています。せ、せまい…。さらにお風呂とトイレが一緒のユニットバスタイプです。気になる賃貸価格は…9.5万円!さすが港区で好立地という感じ。

続いて、最安エリア練馬区の物件も見てみましょう。練馬区の桜台という住宅街にある物件で、新桜台駅から徒歩5分とこちらもそこそこな駅チカ物件。

先ほどとおなじワンルームですが、こちらはなんと20帖あります。間取りの面積でいうと40㎡なので、先程の物件のおよそ2倍ですね。しかもバスとトイレがちゃんと別!気になるお家賃は…9.5万円!先程と同じお家賃なのに、物件の広さは倍ほども違います。もちろん、建物の構造やら階数も違ってくるので簡単には比べられませんが、感覚的には大きな差があると覚えておきましょう。

日向宗介
部屋の広さはできるだけ広いほうがやっぱりいいよ~

おまけ:だれもが知る有名な駅近くのワンルーム賃貸相場

地方に住んでる方も結構知ってる駅名を集めてみました。だいたいの選ぶ基準の一つとして見てください。

有名な駅 ワンルーム家賃相場
吉祥寺駅 7.7万円
池袋駅 8.7万円
恵比寿駅 13.7万円
中目黒駅 11.3万円
中野駅 7.3万円
渋谷駅 13.8万円
原宿駅 14.3万円

やっぱり有名所ほど高いですね。池袋は場所によって治安的なアレでちょっとお安くなっています。

一人暮らしに適した部屋の広さを見ていこう

【ワンルーム】とりあえず家賃は安く!がいい方向け

一番安い物件の間取りがワンルームになります。社会人になってすぐは、ほとんどの方がワンルームに住むはず。ご覧のとおり玄関から短い通路の途中にシンクがあって、小さい洋室が一つというのがよくある間取りです。ぼくも一番最初に一人暮らしをしたときはまさにこんな感じの間取りでした。ワンルームは、

といった感じの特徴があります。自炊はできなくもないけど、やる気にならない間取りですね…。タワーマンションにもワンルーム物件がたまにありますが、そういう物件は少し間取りが広めになっています。ただタワマンでワンルーム借りるなら、同じ家賃で普通のマンションのもっと広い間取りを借りれるのであんまり選ぶ優位性はないかも…。

もし5帖の部屋にインテリアを置くとこんな感じになる

都内で狭い部屋を選ぶことになったり、寮が狭かったりした場合、どれくらいの家具が置けるのかきになりますよね。例として5帖の部屋に最低限の家具を置いてみました。

かなり家具が少ないですが、これがギリギリなレベルです。置いてあるものは、

と、こんな感じ。ワンルームは椅子やソファを置くとものすごく窮屈になるのであんまりおすすめしません。あっても座椅子かクッションかな…。でも初めての一人暮らしをするときって、これくらいの狭さでもわくわくするんですよね。むしろ最初はこの最低限の家具でやりくりする楽しさを味わうのも良いと思います。

【1K】ワンルームと大差ないけど、自炊するならこっち

ワンルームのキッチン強化版が1K(読みはワンケー、ケーはキッチン)です。コンロは二口のときもある…けどあんまり期待できないところ。バスとトイレは別なところもあれば一緒なところもあります。1Kは

という感じ。物件によっては料理しやすかったりもしますが、逆に「こんな狭いスペースならワンルームと変わらんじゃん!」っていうのもあります。

日向宗介
ワンルームより1Kのほうが物件による差は大きい感じがするかな~

【1DK】一人暮らしで快適性を求めるならこれ

1DK(読みはわんでぃーけー)は、ダイニング・キッチンが部屋と別についたタイプです。このタイプになるとかなり快適に過ごせます。

日向宗介
1Kは4.5帖未満のキッチンスペース、1DKは4.5~8帖未満のキッチンスペースが目安だよ!

ちょっといい会社の寮はこんな感じの間取りがでてきますね。同棲もできなくもない間取りです。1DKは、

というのが特徴。このクラスになれば、食事専用のダイニングテーブルをキッチン側に置けなくもなくもない感じになってきます。

とはいえ、実際は食器棚とか置いたら結構狭くなっちゃうんですけどね…。ただキッチン家電を揃えたいならこの間取りくらいからがおすすめです。ぼくはフードプロセッサー、炊飯器、電子レンジ、トースター(美味しくパンを焼く為にレンジと別)など家電が多いため、このクラス以上じゃないと不便に感じました。

【1LDK】一人暮らし最強の間取り

一人暮らしを何年かして、時間にも貯金にも余裕ができてきたらこの間取りにしましょう。1LDKは快適で広すぎず、かと言って誰かがお泊りにきたときでも窮屈じゃない間取りです。1LDK(読みはわんえるでぃーけー)は、リビングダイニングキッチンのこと。キッチン側の部屋が8帖以上になると1LDKと呼ばれます。

友達が来てパーティするときは、LDK側の部屋を使うことでプライベートスペースの部屋と区切ることができます。そしてなによりインテリアにこだわりやすい!リビングとして使う部屋には物を極力置かないことでオシャレに見せて、ベッドルームとして使うほうに日常的なものをまとめるといった使い方ができます。1LDKは、

といった感じ。まさに一人暮らしの帝王という間取りだと思います。ちなみにこれ以上に広い2K、2LDKはおすすめしません。ムダに部屋が多くても掃除がめんどくさいし、家賃が高くなりすぎます。

日向宗介
1LDKこそ至高!(極論)

間取り別の家賃相場はこんな感じ

上記で紹介した間取りの家賃を、平均的な世田谷区の相場で調べてみました。

間取り 家賃相場
ワンルーム 8.5万円
1K 8.7万円
1DK 11.1万円
1LDK 14万円

1LDKがやたらと高くなってますが、これは高級物件が混ざってきて平均を押しあげているからです。実際は12万円台で結構良いところが見つかると思います。最初はやっぱり現実的なワンルームか1Kですよね…。そこから家賃更新(2年)を境に、どんどんいい物件にレベルアップしていくのがおすすめです。

後悔しない物件の選び方【部屋の形】【設備】【環境】

部屋の形は、正方形、長方形がベスト

部屋の形は家具が置きやすい正方形や長方形がもっともおすすめです。中には5角形や壁の一部が丸みを帯びてるような物件もありますが、非常にモノが置きづらいので実用性はあんまり…。

結局はオーソドックスな四角の間取りがもっともベストです。天井もできるだけフラット(平ら)な物件がいいと思います。古い物件だと柱が室内側に飛びてて、それが閉塞感につながったりもします。

エアコンがついてるかどうかチェックしよう

だいたいの物件はエアコン完備ですが、なかにはついてるようで実はついてなかったりすることがあるので注意しましょう。リビングにはあるけど、寝室にはない…とか。エアコンがない場合は、大家さんと交渉して「エアコンつけてくれるなら入居する!」っていうのもアリです。個人的な感覚としては、家賃交渉や礼金交渉よりもOKを貰える確率が高いように思います。

キッチンは広いにこしたことなし!

ぼくはよく自炊をするんですけど、やっぱりキッチンは広いほうが快適です。料理しよう!って気になります。そして結局それが毎月の食費削減にもつながってるんですよね。安い物件で外食を多くするか、キッチンが広い高めの物件で自炊をするか…。栄養面を考えると、外食メインより自炊のほうがコントロールしやすくてぼくはおすすめです。

日向宗介
とはいえ、キッチンの重要性は人によって全然違うよね

バス・トイレは別が落ち着く

バスとトイレが一緒だとどうしてもなんかこう、お風呂にはいってリラックス、という感じになりません。やっぱりできれば別々な物件がいいと思います。最初のうちはバス・トイレ一緒でも仕方ないですが、2軒目を選ぶ時くらいから別々な物件を視野にいれてもいいかも…。

収納スペースは大きければ大きいほどよい

なるべく部屋にモノを増やさないぞ、と思ってもモノは増えていくもの…。ぼくもつい先日、大根のぬいぐるみを買っちゃってまたモノが増えていきました。そうなってくるとやはり収納スペースは大きいほうが良いです。洋服をたくさん持っている場合も、やっぱりそこそこ収納はほしいですよね。

洗濯機置場は室内にあるのが鉄則

物件によって、洗濯機を置くスペースがベランダにある場合があります。これはぜったいにおすすめしません。なぜなら、「初ボーナスで買うべきはドラム式洗濯機」だからです。ドラム式洗濯機はものすごく便利で、誰もがあって良かったと思う家電。なんせボタンぽちーで、洗濯から脱水、乾燥までやってくれちゃうんですからね…。雨の日で洗濯物が…とか心配する必要がありません。

そんな便利極まりないドラム式洗濯機は屋外において置けない(置けるけど汚くなりやすい)ため、洗濯機を置くスペースは室内になければいけないのです。

ドアのダブルロックはセキュリティ効果が高い

新しく立てられた物件に多いのですが、ドアに鍵を差すトコロが2つついているダブルロックというものがあります。同じ鍵を2箇所に差すので「同じものを2箇所って意味あるの?」とよく思われがちですが、これはちゃんと効果がしっかりとあります。

というのも泥棒はピッキングをして部屋に侵入しようとすると、ツールをつかって鍵をあけなきゃいけないわけですよね。鍵の場所が2箇所あれば、たとえ同じ鍵であくとしてもピッキングの手間は2倍かかります。そのめんどくささのため、泥棒も諦めやすいとこういうわけ。とくに女性の方、お金持ちな方はダブルロックの物件を優先して探すようにしましょう。

1階に飲食店があるところはやめておこう

どんなにいい物件でも、1階に飲食店があるところは要注意です。もちろんゴキブリ的な意味で…。ぼくは絶対に避けているのが飲食店関係です。昔、1階にスーパーが入ってるマンションの6階に住んでたことがあったんですが、さすがにそれくらい上の階だとゴキブリがでることはありませんでした。2階くらいだと要注意です。

広いバルコニーは結局使わなかった

いろんな物件を探してると、やたらと広いバルコニーがある物件と出会います。パッと見た感じはすごく開放的でいいなーと思うんですけど、実際バルコニーを使うかと言ったらまったく使いませんでした。バルコニーが広くて家賃が高くなってるくらいなら、同じ家賃で部屋が広い物件のほうが絶対にいいです。

おしゃれに見せるポイントは「とにかくものを置かないこと」

部屋のインテリアは、お金をかけなくてもオシャレになると思います。やはり部屋は広さが正義ですね…。部屋が広い(広く感じる)とインテリアのセンスがさほどなくてもなんとなくそこそこオシャレっぽく見えます。

ちなみにぼくの部屋はこんな感じ。

日向宗介
背の低い家具で統一して、部屋を広くみせてるよ

間接照明は普段はもっと控えめな感じだけど、写真だとわからなかったから光量あげてる

いかにも男の人の一人暮らしって感じではあるかも…笑

夜は間接照明だけにして色も好きに変えれるようにしてあるよ

大きめのソファ、テーブル、大型テレビを置いてもまだ空間に余裕があります。※写真の写り方で、テーブルがジャマで奥の扉が開きづらいように見えますが、わりと隙間があります。色は黒と白をベースにアクセントとしてダークブラウンをいれてあんまり色を増やさないようにして統一感を出しています。

もっとかわいい感じが好きな場合は、黒を赤にしたり茶色にしたりすると一気にナチュラルでかわいい雰囲気になってきます。

インテリアは最小限でこだわりのものに

インテリア雑貨店に行くと、あれもこれもかわいい!ってなってついつい買っちゃいたくなりますが、おしゃれインテリアの大原則は「生活感をなるべくなくす」ということです。つまり部屋にモノはあまりおかず、おいてあるものはすべてオシャレ…というのが理想的。たとえば大きめのテーブルを買ったとしても、上に置くのはちいさい小物を数点だけにしましょう。もちろんごはんを食べるときは多少モノが多く置かれても良いですが、普段はなるべく少ないほうがすっきりキレイにオシャレに見えます。

写真ではあまりにあからさますぎる感じで置いてますけど、ぼくがテーブルの上に置いてるのはキャンドルとサボテンくらいです。あとアクセントにチルウィッチのテーブルランナー(布みたいなやつ)を置いてます。これくらいですっきりまとめると生活感もそんなにでないので、突然の来客にも慌てることがありません。

照明はLEDで、寒色と暖色が選べるものがおすすめ

一昔前は蛍光灯が主流でしたが、今はLED一択です。選ぶときのポイントは、自分の部屋の広さのワンランク上の明るさを選ぶこと。たとえば6帖だったら、8帖用を選ぶと後悔しないですみます。なぜかLED照明って、表記よりもちょっと暗めなんですよね…。それと、蛍光灯と同じ寒色だけでなく暖色にも切り替えられるものがいいです。暖色にすると光量も下がってしまいますが、夜や休日などリラックスしたムードを作ることができますよ!

ゴミ箱はふた付きのものがベスト

ゴミ箱はかならず蓋付きのものにしましょう。虫対策、ニオイ対策として必須です。ぼくが使ってるのはシンプルヒューマンというブランド。

足で軽く踏むだけで蓋がぱかっと開くので使いやすいです。蓋がちょっと重めで、しっかり匂いを閉じ込めてくれるのが素敵。

観葉植物があるとちょっとオシャレに見える

部屋に緑があると一気にオシャレ感がますのでぜひやってみてください。部屋に大きい観葉植物置くスペースがない…という場合は、グラスに入ったサボテンなんかおすすめ。

こんな感じのがロフトなどで売ってます。水やりもほとんどしなくて良いので、初心者にもピッタリ!

【家具】一人暮らしで買って後悔したもの

【20万円】ものすごく部屋の色を変えれる間接照明を20個設置

非日常感を簡単に演出できる間接照明。これは…部屋の照明をすべて間接照明にしたらおしゃれなのでは!?と思ってスマホでコントロールできるLED電球(PHILIPS Hue)を20個くらい買ったんです。そしたら…電気代がものすごく高くなってしまいました…(当たり前)。物自体は高性能なものなので、部屋を真っ赤にすることもできます。

照明を真っ赤にするとこんな感じ。テレビは画面が発光してるので、照明の赤の影響をうけないのでこんなふうになります。インパクトはスゴいんですけど、普段、日常生活でこんな真っ赤にするかと言ったらしないんですよね…。寒色(普段の色)と暖色(温かい色)の2パターンが表現できるLED照明ならそれで十分だと思います。

【1万円】衝動買いしたハンモック

忙しくて旅行できなかったときに、なんとなく気分だけでもリゾートっぽくしたい!とハンモックをAmazonで衝動買いしちゃいました。それがこちらです。

この写真からもなんとなくわかってもらえるかと思うんですが、大きすぎてジャマなのです…。買う前にわかるだろ!と思うかもしれませんが、ええと、そのとおりなんですよね…。

日向宗介
でもリゾート気分、味わいたかったんだ…

一般的な一人暮らしに、ハンモックは必要ないことがわかりました。

まとめ:一人暮らしに最適な部屋の広さは1LDK(でも最初はみんなワンルーム)

一人暮らしの究極系は1LDKです(もしくはいっそのこと家を建てちゃうのもアリ)。適度な広さ、適度な収納スペース、そして自炊が楽しくなる広さのキッチン…。あと1LDKくらいの広さになるとお風呂場も広めなところが多くなります。とはいうものの、新社会人や2.3年目の方はよっぽどエリートじゃないかぎり家賃にそんなにお金はかけれないですよね。

みんな最初はワンルームからはじめると思うので、まずは「6帖でせまい!」って思いながらも楽しく過ごしてみてください。そのうち広い部屋に引越したときに「自分もちょっとは成長できたのかな…」ってしみじみ思うことができるはずです。

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