国分寺で昭和7年(1932年)からやってるフルーツパーラー、多根果実店(たねかじつてん)に行ってきました。いろんなケーキがあったんですけど、せっかくの果実店なのでオーソドックスなショートケーキを食べてきました。
さすが果実店、上品な甘さで美味しかったです。がっつり甘い!ってわけじゃなくて、いくつでも食べれちゃう甘さ。かといって味が薄かったり水っぽいわけではありません。毎週通っても飽きない味です。お店の2階はちょっとレトロな感じのカフェになっていて、休日の午後を過ごすには最高の空間でした。
ここのポイントをまとめるとこうなりました。
多根果実店の良さはこれだ!
- 1932年から続くお店という信頼感
- 奇をてらうわけではない、オーソドックスなケーキ
- レトロな雰囲気でのんびり食べれる快適さ
ぼく、日向宗介の評価はこうなりました。
国分寺の老舗なスイーツ店、多根果実店に行ってきた
国分寺駅の北口から徒歩3分にある多根果実店
中央線の国分寺駅を降りて、北口の商店街を抜けたところにある多根果実店。
どっしりとした店構えなので通り過ぎちゃうこともありません。ちなみに今のパティシエは3代目で、お店の由来は初代店主の故郷、石川県の多根村からとったそうです。国分寺は再開発が進んでいて、駅周辺だけ妙に小綺麗になってるんですけど、古いお店がずっと残り続けるのはなかなか難しいことだよなぁ…としみじみ思いました。そんななかで残り続けている多根果実店、お客さんに愛されてるからこそですね。
多根果実店の店内
お店に入ると果実店なだけに左手にはフルーツがあり、右手は焼き菓子コーナーになっていました。
焼き菓子も美味しそう…でも今日はあと2店舗ほどケーキを食べに行く予定なので我慢です。
そしてその奥にあるのがケーキコーナー!最初からいちごのショートケーキって決めてたんですけど、国分寺チーズケーキも美味しそうな見た目してるんですよね…。”酪農王国デンマークより取り寄せた素材で作ったシェフ一番のこだわりケーキ”って書かれてるとこれも食べたくなります。
チーズケーキはグッと我慢して、飲み物もケーキも決め、2階のカフェスペースに行きます。
2階はレトロな雰囲気で、すごく落ち着く感じです。レトロなんだけど清潔感はしっかりあります。
席同士の感覚もそんなに狭くはなく、適度に空いてる感じ。
照明がおしゃれで、夜に来るのも良さそう。多根果実店は20時までやってるので、暗くなってからくるのもアリですね。
ちょっとしたテラス席もあったので、外の風を感じながら食べたい方はこちらがおすすめ。
至福の王道なショートケーキとアッサムティー
席を決めて少しぼんやりしていると、店員さんがショートケーキとアッサムティーをもってきてくれました。
こちらアッサムティー(ケーキと一緒だと250円)。
そしてこちらがショートケーキ。いちごがでかい!笑。さすが果実店なだけあってフルーツは良いものを使ってます。昔から変わらないであろうショートケーキの佇まい、いいですね。
真横からみるとこうなります。中に入ってるいちごもデカイ。ショートケーキのスポンジはふわふわでいい感じに弾力があって、生クリームはとても上質。べったりした甘さの対極にあって、軽さを感じさせます。「はっきりした濃い味が好きだ!」という方には向きませんが、素材の良さを活かした上質な味わいを楽しみたい方にはまさにぴったりなケーキだと思います。うーん、美味しかった…。これは…一人で3つくらいならいけちゃいそうな気がする…笑。
まとめ:まったりできて、上質な気品ある味わいを楽しめた老舗のスイーツ屋さん
食べてみて、ずっと昔からお客さんが絶えない理由がわかった気がしました。美味しいですし、なによりクドくないので食べ飽きません。ぼくはわかりやすい濃い味のケーキも好きなんですけど、こういうしみじみと味を楽しめる上質な甘さのケーキも大好きです。こうなってくるとやっぱりお店の一番人気な国分寺チーズケーキも気になってくるところ。次はチーズケーキと季節の果物を楽しみたいと思います。
場所と営業時間
住所:東京都国分寺市本町2丁目23−2
営業時間:11時~20時30分
定休日:なし
お値段はショートケーキが600円で、アッサムティーが250円の合計850円だったかな
このお値段でゆったりくつろげて、ケーキも美味しいのでぼくはいいお店だと思います