引越しに失敗すると、数年間はガマンして過ごさなければなりません。ぼくは東京に出てきてから6万円~12万円くらいまでの賃貸を転々としてきましたが、その間に予想外の失敗も経験してきました。
今回は物件探しから実際の内見、そして引越し業者の選び方について書いていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
【失敗に学ぶ】失敗しない引越し先の決め方
スーモやホームズにもおとり物件、釣り物件がある!?
知らない土地での物件探し、ほとんどの方はスーモやホームズなどの賃貸検索サイトを使うと思います。あれってどんな物件があるのかわかりやすいですし便利ですよね。ぼくもたまに見たりしてます。
…が!
お値打ち物件だったりよさげな物件を発見しても、本当にその物件があるとはかぎりません。いわゆる釣り物件、おとり物件というものです。
実際に釣り物件を目当てに内見(見学)を申し込んで不動産屋さんに行くと「直前で別な人の申込みがはいってしまって…その代わりほかの物件を探しましょう」なんてうまく誘導されたります。
たしかに良い物件ほど競争率も高いので、タッチの差で別な人が入居してしまうこともありますが、本当にそうなのかはわからずじまいです。
釣り物件(おとり物件)の場合は、見学を断られてもそのままずっと掲載されてる場合もあるからあからさまなのは判断できるよ
まぁ、それで判断したところで遅いわけだけど…
釣り物件で時間をロスしないためのポイント
それらが全部釣り物件っていうことはたぶんないはず…笑
気になる物件を4.5件セレクトしていくと、自分の中でボンヤリしていた”妥協できるポイント”がみえてくるようになります。物件探しにはこの”妥協できるポイント”と”妥協したくないポイント”を自分で把握することがとても大切です。
「誠心誠意」不動産屋さんは良い人?
一人暮らしを初めてする方にとっては、営業マンに対面する初めての機会が賃貸物件探しだと思います。
賃貸物件を探してくれる不動産屋の営業マンは、慈善活動ではなく仕事でやっています。そして彼らの仕事は契約をとることです。契約をとるために表面上は良い人っぽくみせてるだけで、良くない物件をさも良い物件かのように出してくる可能性だってあります。
逆に営業マンとしての腕が良くて大家さんを説得してくれた人もいたなー
不動産の営業マンは入社のハードルが低めなぶん、とてもいろんな人がいます。本気で親身になって探してくれる人もいれば、物件のデメリットを説明しない人、遅刻してくる人などかなり幅があります。お店によってその傾向が分かれているかというとそうでもなく、どんなお店にもきちんとした人もいればやばい人もいます。
物件の内見中に襲いかかる人もいるレベルなので、特に女性の場合は、営業マンも女性を指定するか、友達や恋人と一緒に探すのがおすすめ
不動産屋さんで、良い営業マンにあたるためのポイント
不動産屋さんでどんな人が担当になるかは予想できないので、1社だけじゃなく2.3社で探すのがベスト
人として相性の良い悪いもあるので、かならず何社か同時に探すといいと思うよ
ちなみにぼくは毎回3社くらいで探していて、そのことは必ず相手の営業マンにも伝えるようにしてます
やる気が感じられなかったり、適当さがあったり、やたらと個人情報を聞いてきたり距離感が近すぎたりする担当者はさっとフェートドアウトしよう。
後悔しない引越し業者の選び方
物件が決まったら次は引越しです。
引越し業者は星の数ほどあって、見積もりを取ると業者によっては2.3万円くらいの差があることもザラにあります。安い業者に限らず、適当なスタッフに運悪くあたってしまうと、家具の搬出が大雑把だったり、緩衝材を使わないせいで共有部分に傷をつけたりしてトラブルになることもあります。
ちなみにぼくはいつも安さと電話対応の良さで決めていて、運が良いことに失敗はないよ
とにかく安く引越し業者を選びたい場合のポイント
安さ重視の場合は、引越し見積もりサイトを使うのが一番てっとりばやくて最適です。これ以外に安く済ませる方法は自分でやるか友達に手伝ってもらうかくらいです。
見積もりサイトを使う上で注意するポイントは、
- 営業メールがやたらとくるので、捨てアドで登録する
- 見積もりをとるのに家まで行きますというのは避けたほうが良い(家まで来られると断りづらいため)
- 最安値で出してくる業者の社名でグーグル検索して評判を見る
- 搬入、搬出時に共有部分に養生(傷をつけないためのガード)をするかどうか確認し、書面で残す
これら4つのポイントはしっかりやっておきましょう。
安全面を重視した引越し業者を選ぶポイント
女性の方で安全面を最大限に考慮した場合は、女性スタッフオンリーの引越しプランが最適解になります。
大手の業者だったらスタッフもまともな人しかいないから安心、とはいかないんだよね
なぜならアルバイトがほとんどだからどんな人がくるかわからないため
実際に2020年9月に事件が起こったよ(詳しい内容は消去されていました)
女性スタッフオンリーで有名なところはアート引越センターのレディースパックなどです。ちょっと割高ではありますが、安心を買うという意味では選択肢として充分にアリです。
ちなみにぼくが引越しをするときはいつもさわやかイケメン率が高いんだよね
なぜ…
ぼくは高校生のときは結構やんちゃな学校に行ってたのですが、高校生のバイトでも引越し屋は日給が良いので人気でした。家具の扱いを適当にやってるヤツもいたので、そういうスタッフにあたるかどうかは本当に運次第な気がします。
物件はかならず現地に行って確認したほうが良い理由
物件探しもどんどん進化していて、今はオンラインで内見できちゃうアプリもありますよね。楽ですし、現地の様子もGoogleストリートビューで簡単に確認することができます。でも、物件を決める時はかならず現地に行ってみることをおすすめします。
実際に現地に行ってわかることって結構あって、例えば共有部分が汚いとか夜道がものすごく暗いとか…
基本的にwebでわかることは良い部分だけで悪い部分はわざわざ書いてないので、自分で確認することが大切だよ
内見時に必ず確認するポイントまとめ
- 駅から物件までの道筋(街頭が少なく暗くないか、坂が急すぎてめんどくさくないか)
- ゴミ捨て場が汚くないか(住んでる人のモラル度がわかる)
- 共有部分が汚くないか
- エントランスの掲示板に騒音関連の張り紙がしてないか
- シャワー、トイレの水圧が弱くないか(築年数が古い物件は特に)
- 部屋に変な匂いがないか(清掃が入れば大丈夫ですよと言われてもうかつに信じないこと)
- 窓枠、ドアにガタツキや隙間風が入ってこないか(ゴキブリの通り道になる)
- ドアの鍵はピッキングされずらいか(ディンプルキーの2つ付けがベスト)
- 遮音性が高いか(隣人がいそうな時間帯に内見するのが良い)
- スマホの電波が入りやすいか
- 騒音を出す施設が近くにあるか(大型トラックが通るエリアだと振動も結構くる)
- ドアカメラがついているか(女性はとくに)
ここらへんはきっちり抑えるようにしておきましょう。
余裕があればさらに、
- 前の入居者の期間と空室期間(長くいたら快適な部屋の可能性が高く、空室が長いと人気がない部屋)
- 前の入居者の退去理由(知らないか適当に言われることがほとんどなので事故物件以外はほぼわからないが一応)
- 物件の駐輪場に小さい子の自転車が多い場合はある程度、ドタバタする音を覚悟しておく
これらを確認してみるのも悪くありません。ついでに担当した営業マンがめんどくさそうだったり調子いいことしか言わない場合は気をつけましょう。デメリットのない物件なんて基本的にありません。とはいえ、デメリットと言ってもそれは人それぞれです。
人によっては風呂トイレ一緒なのが許せないこともありますし、逆にその分家賃が安かったら気にしないという方もいます。コンロが3つ口じゃないとダメな人もいれば、小さいコンロでも問題ない人もいます。
失敗しない物件探しは、いかに自分には気にならないデメリットが多いかわりに家賃が安い物件を選ぶかが大切とも言えるわけですね。
一人暮らしに慣れてきたら、恋人と同性したり仲の良い友達とシェアしたりすると一気に生活水準があがるよ
ぼくも同性してたときは家賃9万円だったんだけど、二人で半分こしてたから一月4万5千円という計算
水道光熱費も半分だし、料理も自炊が増えて結果的に食費も安くなったりしたよ
いろいろ安上がりになった分、デートとか趣味にお金を使えてとてもよかったなー
(ただし別れるときにいろいろある場合もあるので、同棲は慎重にね)
引越しに関する後悔や失敗は、先に知っておけば回避できるものばかり
というわけで、ぼくの経験をもとに後悔しない引越しスキルを身に着けてもらえたらうれしいな