都心に住んでる人で乗ったことがない人はいない山手線。今回は山手線の全駅30ヶ所をそれぞれ一駅ずつ、二ヶ月くらいかけてみっちり回ってきました。都内への引越しを考えている方の参考になればうれしいです。
山手線エリアは住みやすいのか、30駅を回って気がついたこと
山手線エリアは交通の便がとても良いので、基本的に家賃相場は高めになります。あなたが20代前半とかだったら無理に住む必要はないかなぁという気がしないでもないです。ほかにも便利なエリアはたくさんあるし…(新宿近いとことかなら中野坂上とか)
ただ30駅もあれば中には家賃相場が安めな駅もあるのですが、家賃が安いところはだいたい犯罪件数が多めだったり、ホテルや風俗街があったりするエリアになります。
そんな中で家賃相場安めでそこそこ治安も良いのが田端(レビューを読む)
誰もが忘れてしまっている存在感のない駅(失礼)だけど、それだけに選ぶ価値はあると思うよ
ほかの駅も全部レビューを書いたので紹介していきますが、引越し先をする際はやはり家賃が気になると思うので、家賃相場の安い順にそれぞれのエリアを紹介していきたいと思います。
住みやすいエリアは人それぞれ
自分自身の個性にあった相性の良い街を見つけたもん勝ち!
割安物件や自分の好みにあった物件を簡単に見つける方法はこっちに書いたから、よかったらこれも参考にどうぞ😀
【山手線30駅】家賃相場が安い順にご紹介
家賃相場の平均が安い順に書いていますが、だいたいの目安としてとらえてください。というのもタワマンなどの高級賃貸があると平均値も跳ね上がりますし、逆に古い格安物件があると平均が大きく下がるなどの要因があるためです。
【坂と多様性の街】西日暮里
まずは一番家賃相場が安かった、昔ながらの雰囲気が残る西日暮里の紹介からしていきます。外国人も多く住む街なので飲食店も多種多様なジャンルが充実しています。坂が多く、物件によっては駅チカ物件なのに実際に歩くと坂ばかりで歩くとしんどいみたいなところもあるので注意しましょう。日暮里から西日暮里の間にはホテルや風俗店が多めです。なぜか超名門校の開成があります。
【忘却の都市】田端
山手線でトップクラスの地味さがある田端。でもその地味さが住みやすさに繋がっていると思います。必要最低限のお店が揃い、あとは果てまで住宅地が広がっています。駅周辺の立体歩道になっているところが多少のめんどうくささはありますが、総合的に見ると初めて都内に引越しをする方には山手線エリア内では悪くない選択肢だと思います。
【異国情緒】新大久保
コリアンタウンとして非常に有名ですが、実際は中国人が一番多く、ベトナム人、ネパール人もどんどん増えてきています。韓流好きな女性が24時間ひっきりなしにここを訪れます。新宿歌舞伎町も近いので、水商売の方には人気のエリアです。
【名前の高級感】目白
落合周辺など高級住宅街があることで知られる目白。学習院大学もあっていかにも文教地区っぽさがある感じですが、実際に行くとエリアによっては高齢者の多い街という印象でした。全体的に落ち着いているので、初めての一人暮らしを山手線沿線で過ごしたい!という方には悪くないエリアだと思います。ただし路地に入ると狭くて夜は暗い箇所も結構あるので、そういう道を通らないで駅まで行ける物件を選びましょう。
【外国人も多い街】日暮里
繊維の街として有名だった日暮里。谷中銀座商店街をはじめてとして昔ながらの下町っぽいエリア、タワーマンションがぼこぼこ建ってるエリア、ホテル、風俗街エリアといろんな顔を持つ街です。
【高齢者が元気】駒込
なぜかカラオケスナックが多い駒込。個人経営のお店が元気な街です。若い人が魅力を感じるエリアかというと正直微妙なところがなくもないですが、この堅実さが住みやすさに繋がっている気もします。個人的には嫌いじゃないです。
【イメージアップを図る街】大塚
以前はホテル、格安風俗のイメージが強かった大塚ですが、現在は駅周辺の再開発というか再整備によってそのイメージは薄れてきている感じがするような、でもやっぱり大塚は大塚らしいような…。良くも悪くも大塚らしさというのは魅力的な面も少なくありません。とはいえ、もし地方のお父さんが娘を東京に一人で行かせるとしたら積極的に大塚をおすすめするかというと微妙なところではあります。
【学生と外国人】高田馬場
山手線エリアの中でもトップクラスに活気がある高田馬場。ほかのエリアより平均年齢があきらかに若いです。そして外国人もわかりやすく多いです。学生向けの飲食店が多く、ぼくが高田馬場に住んだら毎日飲んだくれてたであろうことは想像に難くありません。基本的には陽キャ向けエリアです。
【古くからあるホテル、風俗の街】鶯谷
独特な雰囲気のある鶯谷は、昭和レトロ感が色濃い街です。繁華街っぽいところもありますが、若い人が遊ぶような感じではなく静かでした。高齢化社会の影響をまざまざと感じつつも、いろんな味わいのある街です。
【情報量の多い街】池袋
あらゆる欲望を満たす街という感じがする池袋。多種多様なお店がひしめいていて、いかにも都会っぽさがあります。治安があまり良いとは言えないエリアから意外と閑静な住宅街まであり家賃相場も新宿や渋谷に比べるとリーズナブルです。
【高齢者の原宿】巣鴨
高齢者に大人気のスポットと言えば今も昔も巣鴨ですが、最近は外国人も増えてきて多国籍な街になりつつあります。美味しい定食屋さんが点在していて、外食メインの方には悪くないエリアとなっています。
【エリートが多い街】大崎
見上げるほどに高いオフィスビル群がひしめく大崎は、駅周辺のオフィス街とその周囲の住宅エリアで構成されています。初めての東京生活でいきなり大崎を選ぶ人はなかなかいないと思いますが、上場企業に勤めてそこそこ良いお給料をもらえる方は候補地の一つとして考えても良いような気がします。
【ほぼ銀座】有楽町
銀座、新橋、東京駅、皇居に囲まれている有楽町。正直なところ、住む街というよりは働いたり飲みにきたりする街です。地方のアンテナショップがたくさんあるので、地元の味が恋しくなったら行ってみましょう。
【タワマンだけじゃなくいろいろある街】五反田
昔は風俗街として有名だったようですが、今はオフィス街としての面も強くなってきています。周囲にはタワーマンションもあって住宅も少なくありません。キレイに整備されているところと昔ながらのところのギャップもある五反田。いろんな意味での利便性が高いので家賃相場も高くなっています。
【イメージ通りの街】秋葉原
オタクの聖地と呼ばれていた秋葉原ですが、今は観光客がとても多いエリアになっています。いまだにガールズバー的なコンセプトカフェ的なお店も多く、通りによっては客引きの女の子とその後ろで監視しているオニイサンを見かけることがあります。駅から少し離れると住宅街もあり、ここに住むことは可能ですが利便性が良いような悪いようななのであまりおすすめはしません。
【キレイになったけど上野は上野】上野
博物館や美術館があるのに上品なイメージはほとんどない上野。しかし着実に進化はしていて、昔よりキレイなエリアが増えました。アジア系外国人も多く、御徒町へと続くアメ横では異国情緒あふれるお店が数多く軒を連ねています。
【アメ横がある街】御徒町
パルコやアメ横などお店がたくさんある御徒町。下町っぽい場所も多く高齢者もよく見かけます。活気がある街でここにしかない魅力もありますが、家賃相場は結構お高めになっています。
【学生街&ビジネス街】代々木
新宿や原宿にほど近い代々木。ここに住めるということは、お給料の良い仕事をしているか実家が太いかのどちらかです。利便性の高いエリアですが、スーパーは少ないのがちょっとネックです。とはいえ、このあたりに住む方は外食メインの方が多いような気もします。
【きれいめなオフィスと住宅】田町
再開発でキレイになった田町。オフィスが多いエリアですが住宅もたくさんあります。道行く人は働いている人がほとんどなので、繁華街のような雑多さはありません。海も近く、おしゃれな東京生活をおくることができる街です。
【おじさんの愛する街】神田
美味しい飲食店が軒を連ねる神田は、単身赴任で上京してきたお父さん達にはうってつけのエリアではないでしょうか。わいわい飲める居酒屋から隠れ家的な高級店までジャンルもさまざまです。ほかの東京下町よりもエリートなサラリーマンが多い気がします。
【余裕がある人の街】目黒
駅周辺はさほど新しさもなく雑多な感じがする目黒。お金持ちアピールにつかわれることがある恵比寿のすぐとなりにあります。おしゃれで人気な中目黒は目黒から歩くと30分くらいの距離があります。
【意外と住宅もある】新宿
日本に住んでるひとは誰もが知ってる街、新宿。駅周辺は繁華街かオフィス街ですが、少し離れると住宅も結構あります。とはいえ上京して一人暮らしをする方やファミリーで越してくる方におすすめするエリアかというとうーん…。人生大逆転、成り上がってやるぜ!という方には良いかもしれません。
どうしても新宿周辺に住みたかったら、初台(レビューを読む)や
笹塚(レビューを読む)という選択肢もあるよ
【数年後に期待】高輪ゲートウェイ
まだほとんどなにもない街です。ちょっと歩くと泉岳寺エリアになり、そのあたりは下町らしさがあふれる住宅街となっています。というわけで高輪ゲートウェイのレポートというよりは泉岳寺エリアのレポートになりました。
【遊びに行く街】原宿
原宿にも一応、賃貸物件はありますが家賃相場はかなり高めになります。住むのに都合良い立地でもないので無難に遊びに来る街として利用したほうがおすすめです。
【昔と変わらない街】新橋
銀座のすぐとなりにあり、意外とエリートサラリーマンも多い新橋。オフィスと繁華街がごっちゃになってるエリアです。個人的に好きな街ですが、ここもある程度お金に余裕がある方や勤め先が持ってる社宅などで格安で住める方向けのエリアになります。
【東京の玄関口】東京
ものすごく巨大な東京駅と、その周囲に広がるオフィスビルが特徴的な東京。一般人が住むエリアとしてはなかなか考えづらいところです。
【マウントが取れる街】恵比寿
住んでいて自慢できる住所と言えば港区が有名ですが、渋谷区にある恵比寿も自慢できる街だと思います。とはいえ恵比寿と一言で言っても場所によってはほかの住宅地と変わらないような場所もあるので、すべてがオシャレというわけでもありません。美味しいお店がたくさんあり、いろんなお店を開拓したい外食派でお金に余裕がある方にはおすすめのエリアです。
【ほぼオフィス街と高級住宅地】品川
品川駅周辺は昔からある高級住宅地と海側(港区港南)に高級タワーマンション群があります。エリートサラリーマンとその家族が住む街という感じなので、あんまり縁がある人は少ないかも…。この周辺に住めたら勝ち組と言っても良いのではないでしょうか。
【ていねいな暮らしができそうな街】浜松町
ビジネス街でもあり観光地でもあり、ゆったり暮らせる街でもある浜松町。近くには竹芝埠頭があり、海を見てのんびりすごすこともできます。ここで良い物件に住めたら最高だろうな…。
【説明不要の街】渋谷
日本でトップクラスの繁華街、渋谷。実は意外と住宅が結構あるエリアでもあります。道玄坂の上にある神泉駅あたりも渋谷に住みたい方なら狙い目ですが、どのみち家賃相場はかなりお高いのである程度の貯金ができてからのほうが良いかもしれません。貯金が貯まる年齢になると遊ぶ場所が渋谷じゃなくなってる可能性が高いのがジレンマといえばジレンマ…?
ぼくの住みやすさおすすめ基準は、
というポイントを重視しているよ
ちなみにぼくは最初に三軒茶屋っていうお酒好きには天国みたいなところに住んだんだけど、休日平日問わず周りに美味しいお店がたくさんあるからふらふらと飲みに行っちゃってたんだよね
そしたら貯金がまったく貯まらなかった経験から、住む場所は大事だなと思ったです(楽しかったけど)